議会報告ASSEMBLY REPORT

2017.09.08 カテゴリ:2017年 ふるさと納税について

○吉田
次にふるさと納税についてお尋ねしたいと思います。
今後の納税者への返礼品ついて、自治体の重点施策を応援するために住民から希望するふるさと納税の歳入が本市でも急増しているわけでございますが、過去三年間の納税受入額についてと、そしてまた品目についてお尋ねしたいと思います。

 

〇市長公室長(辻田祥友)
十番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
返礼品の内容につきましては、柿・桃などの果樹やジビエを始めとしました五條市の特産品二十二品種、七十六品目でございます。
過去三年間の寄付受入件数及び金額につきましては、平成二十六年度九件の二十四万円、平成二十七年度は二千八百四十二件で三千五十六万七千円、平成二十八年度五千二百件、五千五百五万円となっております。本年度につきましては、八月末現在の集計で二千四百六十八件、二千五百六十七万円となっております。
  以上、答弁とさせていただきます。


○吉田
平成二十八年度の寄付の受入額に対する経費差引後の手元残額についてお尋ねしたいと思います。

 

〇市長公室長(辻田祥友)
十番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
  平成二十八年度の寄付金受入実績額は、五千五百五万円でございます。このうちふるさと納税事務の一括委託料を含む経費の合計が約八百三十五万六千円でございます。寄付金額からこの経費を差し引きますと、約四千六百六十九万四千円となり、寄付金受入実績額のおよそ八四・八パーセントとなります。
またこのうち、地元特産品などの返礼品の調達に掛かる費用が二千六百十万二千円あり、これは市内の事業者に還元され、五條市全体の利益になるものでございますけれども、この調達費を除きますと、手元残額が約二千五十九万二千円となり、寄付金受入額のおよそ三七・四パーセントとなります。
  以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
総務省では返礼品競争の過熱に懸念を示す中、本市は今までのスタンスでいくのか、制度の趣旨を重視していくのか、その対応についてお尋ねしたいと思います。

 

〇市長公室長(辻田祥友)
十番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
本市につきましては、ふるさと五條市応援寄付金推進事業開始当初から、寄付金額一万円以上に対し送料込五千円、寄付金額三万円以上に対し送料込一万円の地元特産品等を寄付者に贈呈しているところでございます。
送料を差し引いた返礼品本体の調達価格は、おおむね三〇パーセント以内となっておりますが、一部の返礼品で調達価格が三割を超えるものがございます。返礼品の調達割合を三割以内とすること等を示した平成二十九年四月一日付、総務省通達を受けた時点で、平成二十九年度において取り扱う返礼品については既に広く周知が図られていたことから、本年度は現行どおりの運用とし、平成三十年四月から全ての返礼品について調達価格三〇パーセント以内に対応する予定としております。
これにより、寄付金額に対する返礼品の価格が従来より抑えられることとなるため、寄付件数及び金額が縮小することが考えられますが、返礼品の拡充や返礼品の組み合わせを検討するなど、創意工夫を図り、現在の寄付の規模を維持すべく取り組んでまいりたいと考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
寄付を受ける際のふるさと納税の用途、また特性を生かした寄付の使い道を本市としてはアピールしているのか、また寄付金を決まった事業に使用しているのか、充当事業について具体的にお尋ねしたいと思います。

 

〇市長公室長(辻田祥友)
十番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
本市におきましては、充当事業を特定した形での寄付の受付は行っておりませんが、ふるさと納税を行う際、寄付者自らが、「医療・福祉・環境保全に関する事業」「産業の振興に関する事業」「道路建設等生活基盤の整備に関する事業」「消防・防災に関する事業」「教育・文化振興等に関する事業」「市政一般への活用」、以上六つの分野の中から寄付金の使途を指定いただけることとなっております。
寄付金はふるさと五條市応援基金に積み立て、平成二十八年度からその一部を寄付の際に御指定いただいた分野に属する事業に充当しているところでございます。
平成二十八年度における主な充当事業といたしましては、医療・福祉・環境保全に関する事業として「地域包括ケアシステム推進事業」に、産業の振興に関する事業として「柿振興事業」に、生活基盤の整備に関する事業として「防犯灯新設・修繕料補助金」に、消防・防災等に関する事業として「災害対策用備品購入事業」に、教育・文化振興等に関する事業として「読書活動活性化事業」に、市政一般への活用として「吉野川祭り補助金」に充当いたしております。
平成二十九年度におきましても、御指定いただいた分野に属する事業に充当する予定でございます。
なお、寄付金の充当事業につきましては、五條市ホームページに掲載し周知を図っているところでございます。
  以上、答弁とさせていただきます。


○吉田
制度の趣旨から離れないように調整して、納税していただいた方々に五條市の事業内容を分かりやすくすることが大切であり、それが納税の増加につながると考えますので、今後ともよろしくお願いいたしまして、次の質問にいきます。

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