○吉田
　五條市全域の買い物支援についてお尋ねしたいと思います。
　五條市全域で高齢化が進み近くに店舗がありながら、足腰が不自由で買い物に行けない方、ましてや西吉野町・大塔町の高齢者はもちろんのことですが、高齢者、また障害者への現在の買い物支援と今後の取組についてお尋ねしたいと思います。

 

○辻産業環境部長
　吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。
　大塔地区におけるふるさと復興協力隊がこの六月末をもって終了することから、買い物弱者に対する支援について何が必要なのか、課題を検討した結果、生鮮三品など生活のために必要な食料品・日用品を購入するのが困難な状況にあることが分かりました。また、御近所の助け合いもありますが、今後ますます進む高齢化に移動手段の確保も難しくなることから、安定的に買い物支援を受けることができる仕組みを作る必要があります。買い物に行きたくても様々な事情で行けない。また自分の目で商品を見て買い物がしたいという住民のニーズなどがあり、拡幅式の移動店舗販売車を用いて既に川上村や吉野町で移動販売を実施しております吉野ストア株式会社と五條市が連携をしながら、大塔町を三から四ブロックに分けて、週一回程度移動販売車を集落ごと、また必要に応じて家ごとにルートを設定し、移動販売を行い、目に見えない問題点や何にどのくらいの経費が掛かるかという買い物支援実証事業を行おうと考えております。
　また、買い物を済ませた住民の方々が集まり、お茶を飲んだり会話を楽しんだりと、物を売る場所だけでなく、住民の「きずなづくり」につながるコミュニティの場にできる支援態勢などもとっていきたいと考えております。
　以上、答弁とさせていただきます。

 

○吉田
　大変有り難い前向きな答弁ありがとうございます。
　今大塔という、試験的に吉野ストアの移動販売ということですね、やはり西吉野もお年寄りがおりますし、また市内全域にも近くにあるのだけれども歩いて行けない、また障害者の方もおられますので、その点も一緒に考えていただきますようにお願い申し上げたいと思います。
　考えていただけますか。

 

○辻産業環境部長
　吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。
　ただいま申しましたように、大塔町は買い物支援としては五條市で一番条件の悪いところだというふうに考えております。そんな中で、この六月に国の補助を受けた事業が終わりますので、今後国の事業がまた始まったときに、どういうふうな手法でいくのが一番効率よく、また住民の方に指示されるものかということを含めて今回の実証事業を進めていくつもりでおりますので、当然予算の方が確保できましたら、そのようなことも考えてまいる必要があると考えております。

 

○吉田
　どうかよろしくお願いいたしたいと思います。