議会報告ASSEMBLY REPORT

2014.08.22 カテゴリ:2014年 (仮称)五條総合体育館について

吉田
 (仮称)五條総合体育館についてお尋ねしたいと思います。今日までの経緯・経過についてお尋ねいたします。
 
中永都市整備部長
 吉田議員の御質問にお答え申し上げます。
(仮称)五條総合体育館建設事業の経緯につきましては、平成二十四年十二月二十七日、全国高校総体開催を契機とした南部・東部地域おこし説明会があり奈良県において六競技種目が開催されると説明を受けました。
 教育委員会で協議の結果、平成二十五年一月八日、五條市においてフェンシング競技を受け持ち、体育館を建設することを決定いたしました。
体育館建設候補地は、現在の市立中央体育館南側の駐車場で検討を行いましたが、平成二十五年一月二十八日、中央体育館の南側での建設は、体育館の規模から用地的に無理であることから、建設予定地を模索した結果、上野公園の高台駐車場を建設予定地といたしました。
 上野公園の所管が都市計画課であることから、事業課を生涯学習課から都市計画課に移し、平成二十五年度当初に予算を計上し、建設に向けて取り組むこととなりました。
 事業の経過につきましては、測量業務委託を平成二十五年四月に発注し、平成二十五年九月に完了。
 地質調査業務委託を平成二十五年七月に発注し、平成二十五年十一月に完了。
 基本構想業務委託を平成二十五年六月に発注し、平成二十五年七月に完了。
 実施設計業務委託につきましては、平成二十五年八月三十日に契約を締結し、着手ののち平成二十六年三月末に完了しております。
 建設工事の発注につきましては、工事施工起案を平成二十六年三月十三日に行い、平成二十六年三月十七日に決裁を受け同日監理課に入札依頼を行っています。 都市整備部としての経緯・経過は以上です。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 監理課に入札依頼がございましたのは、ただいま都市整備部長が申しました二十六年三月十七日でございます。それを受けまして、五條市建設工事等請負業者選定審査会並びに総合評価審査委員会を開催いたしております。
 その中で、入札参加資格要件と入札方式及びその審査基準を決定いたしました。
 主な入札参加要件は、共同企業体を構成することでございまして、一者入札を有効としました。
 その理由としましては、市の従来の一般競争入札において市内限定の条件付きとなっておりますが、本工事入札におきましては、代表者は「県内に本店・支店・営業所」、構成員は「県内に本店」という広い条件となっているために、透明性が確保され、談合の可能性も低いということと、また東日本大震災の復興事業ですとか、安倍政権の公共事業推進等で全国的に建設工事が増加し、それに伴う建設資材の高騰、技術者及び作業員の不足などによりまして、公共工事、特に大型建設工事については入札者が集まらないということも危ぐされており、そういう事例が増えておりますので、この入札方式といたしました。これらに基づきまして、三月二十六日に入札公告を行いました。
 その後、四月八日に一者の共同企業体の届けがあり、資格審査をいたしまして、四月十一日にその企業体に資格確認通知書を送付したとこ ろでございます。
 しかし、五月二日の入札参加資格申請書等の郵便物が到着期限までに届かず、執行に必要な申請書の提出者がなかったということでございまして、その結果、五月七日に入札の中止を決定したという次第でございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 経緯・経過については大体わからせていただいたのですけれども、この入札方法について、一者でもという話だったのですけれども、千五百点とかいう、それの難しいところというのはなかったのですか。その点、お尋ねしたいと思います。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 難しかったというのは、どういうことかなと思うのですが、千五百点以上あれば一定基準以上の技術が確保される、担保されるということで、このような決定をしたというふうに承知しております。
 
吉田
 私はこの点数が高すぎたのではないかなと、一業者が来たということを聞いておりますけれども、今部長、公室長がおっしゃったように結局五月二日……、五月二日には入札書の提出はあったのですか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 提出はございませんでした。
 
吉田
 二日にないというのは、事前にわかっておったのですか。
 
福塚市長公室長
 辞退をするというふうな連絡はいただいておりました。
  以上でございます。
 
吉田
 だから五月一日に顧問弁護士のところへ行ったということですか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 もし本当になかったら、その次はどんなふうに動けば間違いがないのかという法律相談に、こちらから出向いたというところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 多分そうだろうと思いますけれども、不調に終わった場合の対応についてという協議を弁護士のところに行った、その時点で地方自治法施行令の百六十七の二を使ったら法的に問題なく随意契約もできると、そういうふうに弁護士は言うたわけですね。その時点で一日ということは、二日に来ないということは一日にわかっておったということですか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の質問にお答えいたします。
 もし来なかったらということを想定して出掛けたということでございます。
 答弁とさせていただきます。
 
吉田
 そして公募がなくて不落に終わったと。それがなかったら二十一日の開札日待たなくてもいけますね。その期間、思うのですけれども、時期というのは、八月のインターハイというのは決まっていますやんか。もっと早い手立てをどうして講じなかったのかなということを思うのですけれども、それについて、どうお考えか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の質問にお答えいたします。
 議員おっしゃるように、非常に時間は大切なものでございます。我々も一日も早く前へ前へと進めたいというふうな気持ちは当然持っておるわけでございますが、法律相談ですとか、県の関係課の協議というところ、我々としてはすぐにでも、毎日でもやりたいという気持ちはあるのでございますが、何せ相談する相手もございます。その中で、協議の場を持てる、その一番早い時間でやっておるというところでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 副市長にお尋ねしたいのですけれども、五月十三日、何名かで大阪の業者さんの方に、淺沼組ですか、行ってありますけれども、これはどういう目的で行かれましたか。
 
樫内副市長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 五月二日の日に入札、郵便物が届いていないということがわかりました。七日には入札の中止を決定しております。入札審査会におきまして、次の手立てをする中で、二通りの方法があるという話になりました。一つは随意契約を法律に基づいてするか、あるいは再入札をするかというところでありました。ただ、インターハイが来年の八月というのが決まっておるということで、一刻も早い対応をさせていただくのが一番良いであろうというところで、まず随意契約というところで、入札審査会は決定をいたしました。それをもって、まず入札の資格審査を出していただいた企業体の方に、なぜ辞退をされたというところを聞かせていただくとともに、一番そこまで積算していただいておるその企業体が、随意契約で再度考えていただくことができないかどうかということの確認をさせてもらいに行きました。その内容につきましては、やはり工期的な中で、新しい木造の工法を取り入れてするというのが、その企業体にとっては、まだやっておらない手法であるために、どうしても時間的なものを、工期的な中で必要であるというような認識などによりまして、辞退をされたというようなことでありました。次の随意契約等のところにあたる中で、参考にもさせていただきたいし、もし、そこでその企業体がお受けいただけるならば、入札の金額を提示していただけるように、積算をしていただくようにということでお願いをしに行ったわけですけれども、それは結局お断りがあったということでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 理由を聞きに行かれたということですけれども不落になった、入札に参加しなかったということですけれども、やはり役所の人間が業者に出向くというのは、ちょっと、いろんな新聞記者から見てもほかから見ても問題ないだろうとは思いますけれども、やはりいささか不審に残る部分が出てきますので、市役所の方に来てもらうとかという形ならよろしいですけれども、出向いて行くというのは周りからも変な誤解も受けると思いますので、その点十分気を付けていただきたいと思います。今後ですけれども。
 そして、工事の日数が厳しいということなんですけれども、インターハイは八月ということが決まっておるわけなんですけれども、そしたら十三日の日に出向いて行ったときに、構造設計の担当者のたかの設計事務所以外にどなたが来ておられましたか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の質問にお答えいたします。
 株式会社計画環境建設という設計の業者でございます。
 以上でございます。
 
吉田
 東海大学の杉本氏というのは来ておられなかったんですか。来ておったんですか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の質問にお答えいたします。
 来られておりました。
 
吉田
 その方はどういう方ですか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 五條市が当該体育館を建設するに当たりまして設計の契約をしております、たかのさんとの契約の中でやっていただいている方と承知して おります。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 その方は、たかの設計事務所に勤めておるという認識でよろしいんですか。それとも全然別個の大学の教授とかそういう方 ですか。
 
福塚市長公室長
 吉田議員の質問にお答えいたします。
 たかのさんの社員ではなしに、たかのさんと契約しておる設計会社の方ということでございます。
 
吉田
 では大学の教授でもなんでもないと、そういう認識でよろしいですか。
 
福塚市長公室長
 大学との関係はちょっと私、存じておりません。
 
吉田
 大学とは関係のないということでよろしいですね。東海大学とは関係ないということでよろしいですね。
 そしたら、以前にその杉本氏と以前監理課長の小西課長が昨年に出会ったと思うのですけれども、その点について、出会っておるのか否かということをお答え願いたいと思います。
 
益田議長
 間違いないの…、小西…、訂正せんでもいいんか。(「いや、します。議長。」の声あり)かめへんで俺は。向こう認識したと言ったから。福塚市長公室長。
 
福塚市長公室長
 吉田議員、先ほどの答弁を訂正させていただきます。
 (仮称)五條総合体育館の基本構想の業務委託の受注者が杉本氏でございまして、肩書きといたしまして、東海大学工学部の建築学科の教授ということになっておりますので、先ほどの杉本さんというのは、大学の教授というところでございます。失礼しました。
 
益田議長
 小西君のやつどないするん。出会っているか、出会ってないか。(「今と違って監理課長のときに出会ってあったね。」の声あり)それやったら、旅行命令を見なわかれへんやろ。一年前の話みたいな。それ、調べに行ってくれておるんですか。
       
樫内副市長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 その前に、中断をしていただきまして、大変申し訳ございませんでした。深くおわびを申し上げます。
 お答えを申し上げます。
 小西課長につきましては、昨年の七月に東京の方に行っておりました。その行かせていただきました理由につきましては、五條の(仮称)総合体育館建設におきまして、奈良県のプロジェクト、また五條市におきましても、プロジェクトを担当の課でつくり、さらにそのアドバイザー的に建築また土木の資格を持っておる小西課長が、アドバイザーとしてその中におりましたので、その関係の中で東京の方に行かせていただいた。基本構想の中の進捗状況についての打ち合わせで行かせていただいたということでございます。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 普通のね、建設課長なり、そういう課長の立場としてやったらよろしいですけれども、やはり監理課長という肩書きがついておりますので、その点でいかがなものかなと私は思った次第でございます。
 そしたら、この監理課長を東京に出張命令というのは、誰がお出しになったのですか。
 
樫内副市長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 当時の都市整備部長の新井氏に旅行命令はなっております。
 以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 もう退職されておられないので、そこからは追求はいたしませんけれども、やはり監理課長という立場で行ったということは、私、少し問題があるかと思います。ほかに資格がある方がおられなかったということで行ったということですけれども、その点今後、十分気を付けていただきますように。
そして、これは人事の関係もございますので、その点、土木、建築いろいろ免許を持っておられる職員の方に、その辺適材適所に回していただきますことをお願い申し上げたいと思います。
 それでは、次にいきます。
 八月にインターハイが、高校総体ですか、五條市の総合体育館を建ててやるという計画、大変素晴らしいことだと思っておりますけれども、県内産の木材を多く使い体育館を建てるということで、国や県の方から本市が手を挙げたと聞いておりますけれども、それからすれば、もっと工期が早くあったんと違うかな。土台最後に、今頃になって、バタバタとしておるんと違うんかなというふうに思うんですけれども、過ぎ去ったことは言っても仕方ありませんので、とにかくこの体育館だけではなしに、工事に掛かったり、先ほどの繰越明許費のことでもちょっと言わせていただいたのですけれども、とにかく対応がちょっと遅いのと違うかなと。
 以前、議員からも場所や材料の木材についても過去に質問があったと思います。そして最終的には本市の持ち出しの金額が少ないということもありまして、誰一人としてこの体育館は反対しておる方はおられませんでした。
そこで市長にお聞きしたいのですけれども、市長の以前の施政方針演説の中でも県内産の木材を多く使い、使用しというふうなことを力説しておられたんですけれども、この二十七年八月までに、総合体育館と周辺の環境整備も含めて完成しますか。
 
太田市長
 吉田議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。
現在完成するべく、今努力をしております。しかしながら大変厳しい状況ということも承知をしております。現在それに間に合うべく、県と協議をしながら、また業者を早く選定をして、早く着工ができるように、そしてインターハイに間に合うように、これからも努力したい、そういうふうに思っております。
 以上です。
 
吉田
 手腕を期待いたしたいと思います。
 そして、もう一点だけお尋ねしたいのですけれども、随意契約というのは地方自治法施行令百六十七条の二で認められておるし、予算決算及び会計令の方でも九十九条の二で認められておるんですけれども、予算の効率化・公平性・透明性の点では、デメリットもあるかと思いますけれども、致し方ないという中で、この随意契約の段階の中で、随意契約にしても縛りがあると思います。その縛りの中で、予定価格、その他の条件を変更することができないということがうたわれておるんですけれども、それに間違いありませんか。それ一点と、もう一つは、各段階において、バリューエンジニアリングVEの対応についてはありますか。その二点お答え願いたいと思います。どなたでも結構です。
 
樫内副市長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 まず、今回の随意契約の内容、一回入札がなかったわけですけれども、基本的には予定価格であったり、また共同企業体の内容等につきましては、変更して契約をすることはできませんので。ただし、工期の関係だけは変更できることは書いてございますので、それは法に基づいてやらせていただきたいと思っております。またそのことから、VEの対応につきましても、そこは、できるものかできないものか、また詳しく法律的なところも聞かせていただきながら、対応させていただきたいなと思っております。
以上、答弁とさせていただきます。
 
吉田
 VE方式というのは、普通ならメリットがあって、いいものを安く、いいもの、良いものを使って安く上げるという、メリットがあるんですけれども、その反面、いいものは高くつくというデメリットもありますので、この点だけ、段階で使うということであれば、大変金額もそれによって上がってくるんではないかなというふうに思うのですけれども、再度それについて。
 
樫内副市長
 吉田議員の御質問にお答えいたします。
 契約につきまして、随意契約でございますので、中身を変更して契約をすることはできないとなっております。
今議員がおしゃっていただいておりますVEにつきましては、それができるかできないかという、まだ問合せをしておりませんので、申し訳ないですけれども、今できるかできないかという答えができませんので。ただ、法律上は基本的には、内容は変更することはできないとなっておりますので、今の内容の中では工期だけが変更できて、相手がおりますけれども、それで随意契約ができるということになっておりますので、今の議員御指摘のVEにつきましては、念頭に入れながらまた対応させていただきたいと存じます。
以上、答弁とさせていただきます。

 

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