議会報告ASSEMBLY REPORT

2025.10.03 カテゴリ:2025年 地域農業の振興について

吉田

次の質問にまいります。地域農業の振興について、柿のブランド化とクビアカツヤカミキリについて。クビアカツヤカミキリにつきましては議長の許可を得て資料の配付を行っておりますので、御参考にしていただければありがたいと思います。

初めに、柿や梅の栽培を中心とした農業経営が展開されており、全国有数の柿の産地としてブランド化が確立されています。それも、市長がトップセールスとなり、ときの総理大臣に献上された成果だと思い、感謝申し上げる次第でございます。また、そこには地域農業の発展と農業インフラの維持管理を担う五條吉野土地改良区があり、造成農地を管理する生産者らによって設立され、二○二五年四月に五十周年を迎えることができました。今後、維持可能な農業経営を目指すには、私たち農業経営者はもちろんのことでありますが、本市の農業に対する考えをお尋ねしたいと思います。

 

議長(岩本孝)

横谷産業環境部長。

 

産業環境部長(横谷隆仁)

本市におきましても、高齢化等による後継者不足、耕作放棄地の増加など課題がございます。耕作放棄地の増加を抑制するために中山間地域等直接支払交付金や、多面的機能直接交付金等の国、県の制度を活用し、農業、農村の多面的機能の発揮のための地域活動や営農の持続等に対して支援を行っています。

また、後継者不足に対応するため、将来的に本市において自立就農し地域農業の担い手を目指す新規に雇用就農する方に対し、農作業に従事する際の機材購入費等の交付を行い支援しております。それらの施策を通じて、持続可能な農業経営のサポートを進めていきたいと考えております。

以上、答弁とさせていただきます。

 

吉田

やはり、五條市も農業のまちでございますので、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。

次の質問にいきます。先ほどお示しいたしました資料ですけども、特定外来生物のクビアカツヤカミキリの被害が奈良県で確認されています。クビアカツヤカミキリは、桜、梅、桃類等の被害が確認され、五條市では多くの桜の木があります。幼虫が樹木内に侵入すると、内部を食い荒らし、フラスを大量に排出します。放置すると枯れてしまいます。公園等の桜の木を確認されておりますか。

 

産業環境部長(横谷隆仁)

市では市民からクビアカツヤカミキリの報告があれば、現地を確認し、奈良県景観自然環境課に報告しています。

令和六年度は七件の報告があり、二十一本の被害木が確認されました。樹種は一本が花桃で、その他は桜でした。発生場所は大野新田町、田園五丁目、五條四丁目、住川町等となってございます。

以上、答弁とさせていただきます。

 

吉田

とにかく確認していただいて、しておるわけなんですけども、なかなか広がる一方やと思います。私たち、今ちょうど六月の旬の梅も、その対象内に入っておりますので、梅の木も枯らすということが多々ありますので、とにかく確認した五條市としたら、樹幹式の殺虫剤を散布する方法や、樹幹に注入する方法がありますが、株元を見てフラスのようなものが出ておれば、直ちに分かるんですが、必要があるので必要に応じて注入、散布していただけますか。

 

産業環境部長(横谷隆仁)

市では、クビアカツヤカミキリの報告があれば、現地を確認し、奈良県に報告は行いますが、防除等の対応は所有者、管理者に対応していただいております。樹幹注入材や幼虫が侵入した穴に入れる殺虫剤については、使用方法等を説明させていただいております。

以上、答弁とさせていただきます。

 

吉田

桜はもちろんのことですけども、農家の方で梅、スモモ、桃を栽培されている方は特に株元に注視して、フラス、おがくずのようなものが出ていれば、農薬を散布していただくよう、ここで言っておきたいと思います。農薬ではテッパン、モスピラン、ダントツ、 アクタラが有効であります。枯れてしまう前に散布、注入していただきますようお願いいたします。

最後に、本市の農業に対する考えをお尋ねしたいと思います。

 

産業環境部長(横谷隆仁)

先ほども御答弁さしていただきましたが、本市におきましても高齢化や後継者不足、耕作放棄地などの増加の課題がございます。いろんな国、県の施策を活用して持続可能な支援を行ってございます。それらの施策を通じて、持続可能な農業経営のサポートを進めてまいりたいと考えてございますので、以上、答弁とさせていただきます。

 

吉田

今、部長おっしゃっていただきましたように、本市においても高齢化と継続者不足、耕作放棄地の増加などの課題がございます。これらの解消をするために今現在、中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払交付金などを国、県からの制度を活用し、農業、農村の多目的機能の発揮のために地域活動や営農活動を維持しているわけでございます。

今後とも、どうか農薬等に対する自立就農、また地域農業の担い手を目指す新規雇用就農者を増やしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたしまして私の一般質問を終わらせていただきます。

 

議長(岩本 孝)

以上で、十番、吉田雅範議員の質問を終わります。

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